Firefox 14.0.1:(初期設定)
ubuntu10.04(Linux)版のFirefoxです。「Webページが指定したフォントを優先する」にチェックが入っています。Windows(7)版のFirefoxの初期設定値です。Linux版と項目は同じですが「フォント」の指定が具体的な点で異なります。
Google Chrome 21.0.1180.57:(初期設定)
Linux版のGoogle Chrome です。すべて「Andale Mono」が選択されていますが、これは「何も選択していない」のと同様です。実際に閲覧すると「Webページが指定したフォントを優先する」という設定が有効であるような表示になっていましたが、無指定のWebページに備えて指定する必要がありそうです。Internet Explorer 9:(初期設定)
「プロポーショナルフォント」と「等幅フォント」の二つだけを指定できるようです。それぞれ「適切な候補以外は選択できない」ように制限されているようです。「ここで選択するフォントは、フォントが指定されていないWebページやドキュメントで表示されます」とあるので「Webページが指定したフォントを優先する」ようです。
まとめ:
ブラウザ | プロポーショナル | 明朝体 | ゴシック体 | 等幅 | Note |
Firefox(Linux) | ゴシック体 | serif | sans-serif | monospace | Webページ優先 |
Firefox(Windows) | ゴシック体 | MS P明朝 | MS Pゴシック | MS ゴシック | Webページ優先 |
Chrome(Linux) | - | - | - | - | Webページ優先 |
Internet Explorer | MS Pゴシック | なし | なし | MS ゴシック | Webページ優先 |
詳細は未確認ですが、OS毎に「搭載しているフォント」が異なるようです。全部のOSを調べるわけにもいきませんが、「適切なフォントの指定」のためには、ある程度調査する必要がありそうです。
ブラウザから見るフォントの種類には「プロポーショナル/等幅」と「明朝体/ゴシック体」の二つの軸があることが分かりました。Webページでフォントの指定がない場合、Windowsでは「MS P明朝」や「MS ゴシック」のように特定のフォントが使われるようですが、Linuxの場合は「特定のフォント」ではないようです。最終的には「何かが」選択される仕組みになっていると思いますが、その仕組みはわかりませんでした。これも調べる必要があると思います。
ubuntu(Linux)でブラウザの利用者がフォントを指定するのは面倒です。例えば、ubuntu(Linux)版のFirefoxで「等幅フォント」を変更しようとすると、候補に(同じ書体で)70以上の搭載フォント名が提示されます。「Internet Explorer」のように「等幅フォント」だけが表示されると楽な作業ですが、「プロポーショナルフォント」も混ざっているので「多少の負担」を強いられます。フォントの区別が怪しい状況では困難さが増すので、名前と姿を把握する努力は必要なようです。